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【大堀相馬焼陶吉郎窯】初の登り窯焼成一般公開

福島県の伝統的工芸品、大堀相馬焼の窯元「陶吉郎窯」がいわき市に窯を構え直し5周年を迎たことを記念し、初めて、登り窯焼成の一般公開を5月3日から5日の三日間に渡り行いました。

この公開は、作品を買いに来るお客さんから「登り窯で焼いているところを見てみたい」という要望が多くなってきたことや、制作の過程を公開することで、お客さんにより深く、焼き物などの伝統産業のことを知ってもらい、ファンになってもらいたいという想いで、陶芸家の近藤学さんが企画し、実現されたものです。

登り窯での焼成は年に1回、通常は3月から4月にかけて行われますが、今回は一般公開のため、多くの人々が参加できるよう大型連休に合わせて開催されました。

今回の公開では、1日に火入れを行い、6日間24時間体制で約1万本のアカマツの薪を使って700から800個の作品を焼き上げました。

今回、焼き上がった作品は自然冷却後、5月27日から6月4日にかけて新作展示会がおこなれる予定で、初日には登り窯から作品を取り出す「窯出し」の様子が一般公開される予定になっています。

公開初日の様子