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新緑の季節や梅雨の時期にこそ訪れたい、自然溢れる川内村の観光スポット3選

福島県浜通りには新緑の季節や梅雨時期だからこそ訪れる価値がある観光スポットがいくつかあります。その中でも、川内村には緑あふれる美しい自然の景色だけでなく地域の伝統・文化についても学ぶことができる魅力的なスポットが多くあります。
そこで今回は、梅雨時期に訪れたい川内村の豊かな自然と魅力的な文化を同時に満喫できる観光スポット3選をご紹介します。

平伏沼

平伏山の山頂にある平伏(へぶす)沼は、広大な落葉樹に囲まれた小さな沼です。
この沼は、モリアオガエルの繁殖地として岩手県の八幡平大場沼とともに国の特別天然記念物に指定されている希少な場所でもあります。
沼の水位は雨水と広葉樹の保水力により保たれており、美しい水鏡を眺めることができます。
また、モリアオガエルは梅雨入りから10日間程で水辺の木枝に泡状の卵を産み、その後15日程でオタマジャクシになると言われており、梅雨時期には木の枝に産み付けられた卵塊を見ることもできます。

天山文庫

天山文庫(てんざんぶんこ)は、福島県いわき市出身の詩人・草野心平先生と川内村との縁をきっかけに、1966年に建てられました。この建物はかやぶき屋根が特徴であり、深い緑に囲まれた風景と調和して、とても趣のある雰囲気を醸し出しています。また、建物内には草野心平先生が村に寄贈した蔵書が保管されています。建物の中から眺める緑豊かな景色も、心を落ち着かせ、自然との一体感を感じることができる場所となっています。

古熊山不動滝

川内村の南部に位置する古熊山不動滝。滝を流れる水の水源地は万太郎山という山の奥深くにあるのですが、山肌全体が花崗岩(かこうがん)であることから水質が良いと言われています。
昭和38年より川内村の名勝地として指定されており、新緑や紅葉の時期には美しい景観が広がります。