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浜通りで行きたいおすすめスポット特集(2024年版)

新年を迎え、福島県浜通り地域は、アート、自然、文化など多様な魅力でますます訪れる人々を引き付けています。今回の特集では、その中でも特に注目すべき3つのスポットを紹介します。

FUTABA Art District【双葉町】

「FUTABA Art District」 は東京電力福島第一原発の事故で全町避難を強いられた福島県双葉町を、壁画アートで盛り上げようと双葉町出身の料理人髙崎丈さん、壁画アートカンパニー「OVERALLs」が手がけたプロジェクトです。
これまで町内の8箇所で12もの壁画作品が制作されてきました。
地震で倒壊してしまったり、解体されたりしたものもありますが、現在も多くの壁画アートが双葉町を彩り多くの人の注目を集めています。

2022年の壁画制作をもって、双葉町での活動は終了となりましたが、2023年、双葉町からの感謝状授与をきっかけに新たな壁画が完成。双葉町図書館に描かれた壁画のタイトルは「NANAKOROBI-YEAH-WOW-KEY!」。双葉町の特産品「双葉ダルマ」をモチーフにした壁画はとても迫力があり、復興に向けて前に進む双葉町を象徴したような作品となっています。

とみじいの野草ガーデン【飯舘村】

飯舘村深谷にある「とみじいの野草ガーデン」
園芸農業を営む園主の三浦富二さんが「村に人が集まる場所を作りたい」という想いで2022年7月にオープンされました。約85アールのなだらかな斜面にダリア200種1700株を植えられています。
9月末あたりが一番の見頃なようですが、10月いっぱいまでは楽しめるそうです。

白幡のいちょう【新地町】

福島県の天然記念物にも指定されている白幡のいちょう。
伊達政宗が新地に攻めてきた際に持っていた、イチョウのムチを逆さにさしたものであるという伝説から「さかさいちょう」とも呼ばれています。
福島県の巨木ランキングでは2位にランクインするなど巨木としても知られています。

浜通り地域は、その壮大な自然、深い歴史、そして人々の創造力が生み出す魅力的なスポットで溢れています。これらの特集された場所は、ただ美しい景色を提供するだけでなく、地域の物語と文化の息吹を伝えています。新しい年に福島県浜通りを訪れる際は、これらの特別な場所を訪れて、その魅力を自分の目で確かめてみてください。それぞれのスポットが、訪れる人々に忘れがたい思い出と感動を提供することでしょう。