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疫病の収束を祈る神秘の山 いわき差塩パワースポットストーリー

約200年前、福島県沿岸地域では、疫病の流行や食糧危機によって、多くの人々が亡くなりました。
ここ、いわき市山間部の差塩地域においてもその被害は甚大となり地域住民の8割が亡くなってしまったと言われています。
そんな差塩地域の山にひっそりと佇むお地蔵様や観音様。約200年前に地域住民によって寄進された33体の仏像は、疫病・飢饉の収束を願って作られました。

良々堂山と呼ばれるこの場所は、宮城県女川町出身の名僧独国和尚が修行場所として滞在していた場所でした。
独国和尚は疫病や飢饉を憂い、当時流行でもあった「西国三十三観音巡り」を行える場所をここに作ることで悪霊を追い払うことを地元住民に提案しました。住民たちは快く仏像寄進に協力します。
和尚は西国三十三の地域を弟子たちと周り、各地の土を集め、集めた土を三十三の観音様の足元に埋めて寄進した住民の名前を仏像に彫り、差塩三十三観音は完成しました。

この差塩三十三観音は2020年で建立200年となりました。そしてこの200年の間、地元名士の手によって守られ続けていました。
この名士は、200年前に独国和尚がこの地を訪れた時から、和尚の修行を全面的に支援をしたことをきっかけに、様々な交流を持つようになりました。
和尚は修行が終わった際に7本掛け軸を残し、支援をしてくれた地元住民に贈呈しました。その1番掛け軸が、この名士の家に贈呈され、今でも家宝として大切に保管されています。他にも和尚が着用していた法衣が残されており、200年前の地域を知る大切な手がかりにもなっています。

このような歴史がある差塩良々堂山。パワースポットとしても有名な場所で子宝にも恵まれるという場所とも言われています。
またこの場所の近くには、宇宙石という巨大な巨石もあり、こちらもパワースポットとして地元でも知られる場所になっていて、天気の良い時はこの宇宙石から海を望むこともできます。
宇宙石は地元の子供達の遊び場の一つでもあり、夜は星空を眺め、雪が降ればソリで滑走するなど、地元住民に愛されるスポットです。